
「法律関係」の記事一覧

担保がある不動産所有者の相続問題
不動産を担保にお金を借りる行為はめずらしくありません。 金融機関からお金を借りて家やビルを建てるとき、当該家やビル、敷地である土地を担保にします。 この場合、家やビル、土地に抵当権又は根抵当権が設定されます。 通常、住宅 […]

相続放棄と管理義務について(民法改正12)
相続放棄者の管理責任 相続放棄をすると、相続時から相続人とならなかったのと同じ効果が生じます。 故人の預貯金や不動産を相続することはできなくなりますが、借金や保証人としての地位も相続しなくて済みます。 相続放棄することで […]

抵当権者の会社が解散しているときの抵当権抹消方法(民法改正11)
古い抵当権の抹消 不動産の登記簿に古い抵当権が残っている場合があります。 理由としては、 完済したのに抹消手続きを放置している。 完済しないまま債権が放置され、抵当権もそのままになっている。 土地を相続した時からついてい […]

共有している相続財産の分割方法(民法改正10)
共有されている不動産が、いろいろな問題でその共有状態を解消しようとする場合があります。 どのような手続きで解消するかが問題になります。 今回は、共有物でも相続財産に属する共有物の分割について、民法改正を交えてご紹介します […]

相続した不要な土地を国が引き取る制度(2)
相続土地国庫帰属制度2 土地引取り制度を利用しての手続は、以下のような流れになります。 手続フロー 申請準備から申請、審査、国庫帰属までの流れ 申請準備 申請人、対象土地の適格性を確認します。 申請人適格性の判断は難しく […]

相続した不要な土地を国が引き取る制度(1)
相続土地国庫帰属制度 令和5年4月27日より、相続等によって取得した土地の所有権又は共有持分を国が引き取る制度が始まります。 この制度は「相続土地国庫帰属制度」と言います。 相続又は相続人への遺贈で土地を取得した人が、法 […]

共有地を裁判で分割する方法(民法改正9)
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裁判による共有物分割 祖父名義の土地を父と叔父が共有者として相続している。 親名義の土地の相続について兄弟間でもめてしまい、結局、共有名義で相続した。 父には他者と共同で購入した共有不動産がある。 このように、いろいろな […]

所有者不明土地・建物の再利用(民法改正8-2)
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所有者が不明な土地・建物の売却 今回、新たに制定された所有者不明不動産の管理制度の大きな目的は、放置状態にある土地・建物の再利用・有効活用にあります。 所有者不明不動産を売却を含めた再利用をするためには、裁判所に管理人を […]

所有者不明土地・建物の再利用(民法改正8-1)
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所有者が不明な土地・建物 所有者が不明で空家、空き地が地域に急拡大しています。 この問題は過疎が進んでいる地域だけの問題ではなく、東京を含めて福岡のような地域にもみられる深刻な問題です。 空家・空き地は管理する人がいない […]

共有不動産の変更行為(民法改正7)
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不動産が共有されている場合、共有物をどうのように管理等していくかが問題になることがあります。 共有物である不動産に対する行為について、法律的には「保存行為」「管理行為」「変更行為」の3種類が規定されていますが、「変更行為 […]

隣地からはみ出た枝の処置法(民法改正6)
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隣家との塀を超えて伸びている樹木がトラブルになることがあります。 隣地からはみ出している樹木に関して現行民法は、「隣地の竹木の枝が境界線を越えるときは、その竹木の所有者にその枝を切除させることができる。」とだけ規定してい […]

共同使用の私道の管理方法(道路補修)(民法改正5)
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共同で所有されている私道の管理について民法が一部改正されました(令和5年4月1日から適用開始)。 今回の改正で共有者に所在不明者がいる場合の処置について規定が加えられています。 所在等不明共有者がいる場合の私道の変更・管 […]

共同使用の私道の管理方法(民法改正4)
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共有私道について 大きな土地を宅地として開発しているケースが良くあります。 元は1つの土地(1筆)であったものを区画整理して分割し、宅地として分譲します。 その場合、公道に接している部分に位置する宅地は公道から直接出入り […]